九州医療科学大学・髙村教授が考案した「ADME人形」を、サティスファーマとの共同制作のもと製品化し販売しております。
ADMEとは、薬の吸収(Absorption)・分布(Distribution)・代謝(Metabolism)・排泄(Excretion)のことです。英語の頭文字を並べるとADME(アドメ)となります。つまり、ADMEは薬の一生を表す言葉なのです。
ADMEは主に薬学領域で使用されますが、これは薬を飲んだ全ての人々の体内で生じている薬の一生なので全ての患者が知るべきことです。
しかし、薬は服用されると見えなくなります。つまり薬のADMEも見ることができないため、簡単には説明できません。
そこで薬のADMEを薬剤師と同じイメージで患者に伝えようと開発したのが、このADME人形(パペットに説明用アイコンが全身に張り付く仕様)です。
この人形により“薬剤師は見えない薬のADMEを見極め最適な薬物治療を行う職業”だということを患者に伝えることができます。
この人形は患者に対し共感の服薬指導を行うためのもので、髙村教授は「共感は相手(患者)の立場になって懸命に寄り添うことにつながる。
これは、患者を幸福にする取り組みに他ならない。薬剤師に接することのない人々はこの世に存在しないであろう。よって、薬剤師による
ADME人形を用いた共感の服薬指導が世界中で行われるようになれば、そのこと自体が万民の願う「世界平和」へもつながることになると
信じている(胸の上部にPEACEの刺繍)」という想いでこのADME人形を考案しました。